大腰筋へのアプローチ

 

解剖と評価

大腰筋の治療ポイント

アプローチ方法

筋膜のつながり

大腰筋のストレッチ

大腰筋との関連部位

大腰筋のアプローチが必要な疾患まとめ

その他のテクニック

 

大腰筋の治療点

大腰筋の治療部位
大腰筋の治療部位

①T12付着部

触診:剣状突起から1横指外側
横隔膜との連結がある部位
筋同士の滑走不全により硬結の発生が多発
呼吸疾患の患者は見るべきポイント

 

②臍中央から2横指外側

代表的なトリガーポイントの部位
腰部、臀部に痛みが放散する。

 

③腸骨筋と走行が被る部位

股関節から大腿前面に痛みが放散
腸骨筋と大腰筋の腱が被る部位なので癒着や、硬結が出やすい。

 

大腰筋へのアプローチ方法

 

 

大腰筋の背臥位からのアプローチ

 

 

股関節、膝関節屈曲位にて腹部の筋群及び、腸腰筋を弛緩させる肢位に持っていく。

治療点周囲の筋硬結を見つける。

腹筋群をさけて触診していくために、臍から外側に3ないし4横指いったところから圧をかけていく。

背中の方向に垂直に圧をかけていき、圧が止まったところからさらに正中方向に圧をかけていく。

徒手で介入する際に、呼気時に腹部に圧をかけていく。

3回程度の呼気で徐々に圧を強めていく。

乱暴な圧のかけ方は、患者の痛みや防御性収縮を引き起こすので注意が必要。

筋硬結を触れれたら、股関節を他動または自動的に内外旋させていき硬結をとっていく。

 

 

大腰筋の座位・立位でのアプローチ

 

 

腹部の緊張をとるために頸部の軽度屈曲、胸椎の軽度屈曲を促す。

呼気時にしんにゅうを 深めていく。

3回程度にわけて深層にタッチを深める。

治療点に達したら深呼吸を5回、もしくは肩関節の挙上を使い硬結をとっていく。

 

※初心者がいきなり患者にアプローチをかけていくことはしない。

神経、内臓など重要な臓器が多く、また慣れていないタッチでは患者が不快に感じることが多い部位。

 

筋膜のつながりを使ったアプローチ

 

・小胸筋

烏口突起停止部付近への刺激

・後脛骨筋

脛骨内縁深層への刺激

・内転筋群

大腿内側中央部への押圧

 

大腰筋のストレッチ

 

股関節と大腿部のストレッチ

 

イスの背もたれや壁などにつかまり、片側の足を後方に伸ばし、反対側の足を軽く曲る。

 

背中を伸ばした状態で骨盤を前に移動させるように大腰筋の前方を伸ばしていく。

 

大腰筋と関連する部位

 

トリガーポイントによる関連筋

・ハムストリングス

 ハムストリングスの短縮が大腰筋への大きな負担
・小臀筋
・中臀筋
・大臀筋
・脊柱起立筋
・腹筋群
・後頭下筋群

 

アナトミートレインによる関連筋
舌骨上筋、舌骨下筋、頸長筋、斜角筋、横隔膜、腸骨筋、小腰筋、腰方形筋、内転筋群、後脛骨筋
横隔膜との連結が強いため、呼吸器疾患を持つ人へ大腰筋のアプローチは必須。

 

臓器との関連
・心臓
横隔膜、心膜との連結から心臓とのつながりも強い。
・肝臓
横隔膜を介して強いつながりを持つ。
・腎臓
腎筋膜との連結。

 

 

大腰筋へのアプローチが必要な疾患まとめ

 

慢性腰痛
反り腰や長時間の座位による大腰筋の過活動
急性腰痛
大腰筋の捻挫が原因で起こるいわゆるぎっくり腰
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎のハイパーモビリティによる大腰筋の過活動。
腰部脊柱管狭窄症
脊椎の安定性からくる大腰筋の筋硬結の存在。
坐骨神経痛
腰神経叢の走行が大腰筋と隣接しているため、坐骨神経痛にも関与。
変形性股関節症
股関節の求心性に関与している。
変形性膝関節症
歩行活動に関与する為、大腰筋の障害が膝の痛みに関与する。
頸肩腕症候群
体幹の伸展が肩の動きに関与しているため、肩の痛みのとり切れない痛みについて大腰筋のアプローチを考える。
呼吸疾患
横隔膜との連結から呼吸器疾患の人にも治療をしていく。

 

腹部及び骨盤部へのその他のテクニック

 

骨盤部のテクニック

・筋膜編

 

・関節編

 

腹部のテクニック

・筋膜編

 

・内臓編